能登半島最先端への道Part2 ~世界一長いベンチ
どうも、かむさあです。
前回の第一弾に続き、第二弾をやっていきます~
(実際に行った日: 2016年5月)
第一弾のときの記事はこちら
今回は富山から世界一長いベンチまで行ったときのことを書いていこうと思います。
行きは小矢部市内から国道471号線で宝達志水町~羽咋市~志賀町と進んで世界一長いベンチまで。
帰りは国道415号線経由で羽咋から氷見に抜けて高岡駅までというルートになります。
距離にして約150km
PART1で七尾まで行って以来、とにかくママチャリで1日何キロまで走れるかという限界に挑むことにハマりました。
そうやって「ヘトヘトになってたどり着いた先にある達成感」みたいなのを求めていました。
この距離がたぶんママチャリの限界なんじゃないか?と高校生当時は思ってました。
「世界一長いベンチ」はその名の通りギネスブックに載ったベンチです。
ここも小さい頃に行ってすごい印象深かったところです。
いずれは自転車で行ってみたいと思っていました。
なんかこういうパターンが多いです。
今まで車・電車・バスでしか行けなかった場所に自転車で行ってみたくなるというか、
始めて「世界一長いベンチ」までいったのは真冬でした。
そのベンチは海沿いにあるんですけど、海風が強くてとにかく寒かった。
そんな中、近くで食べた8番らーめんがこの上なくおいしかったことは今でも覚えています。
そんなわけで、この思い出の場所に再び行ってみたいと思います。
朝6時前に出発し、小矢部市の石動から国道471号線で一気に宝達志水町まで行きます。
五月晴れの空と5月の深緑、この組み合わせ好きです。
ここが国道471号の終わり?かな(反対向きに撮影)
ここからは国道249号線で羽咋、志賀と上がっていきます。
そのつもりでしたが、「自転車・歩行者専用道」という自転車道らしき看板につられて行ってみることに
石川県には自転車道が5つあって、そのうち2つは通ったことがあるのですが、ここは初めてでした。
志賀町に突入。看板が草木と同化しかけてます。
巌門ってどこだ?なんかすごそう
この先も行きたいところですが、どこまで続いてるか分からなかったので元の道へ。
いつか通ってみたいです。
志賀市街地からも引き続き249号線を進みます。
世界長いベンチがある富来まではこの道の他にも県道36号があります。
帰りはそっち側を通ります。
途中志賀ロードパークで昼食タイム。
こういう案内版見るのも好きです。
富来トンネル
こんな感じのデザイントンネルを自転車で通ったの初めてかも
おおーー
トンネルを抜けると目の前に絶景が現れました。なんか感動した。
久しぶりに旅してる感あるな~と思いました 笑
機具岩(はたごいわ)
すごい神聖な感じの夫婦岩です。
向こう側の海岸が見えてきました。ベンチのような茶色の長い線が見えます。
14:30過ぎ、世界長いベンチに到着
懐かしい
奥まで行ってみました。ホント長い
始まりのところがかなり遠くに見えます。
奥に遺跡みたいな柱が立ってました。
まだ先があるのか~
あの風車たくさんあるとこすごい気になる~
行きたいけど...
そろそろ引き返さないと帰れなくなるのでここはグッとこらえます
ベンチの裏側にひっそりと自転車が通れる道がありました。
ベンチを後にし、もう一つの目的地「花のミュージアムフローリィ」を目指します。
ここも昔行ったことのある植物園なんですけど、もうとにかくきれいでした。
2Fにレストランがあって、植物を眺めながらの食事がすごく良かったのを覚えています。
自然好きな私にとっては最高の場所です。
世界一長いベンチからは県道36号線を南に進んでおよそ11km先にあります。
すでに80kmを超え、かなり脚にきてますが進みます。
さっきの自転車道ここまでつながってたみたいです。
花のミュージアムフローリィに到着
着いたとき閉館10分前でした。
危ない危ない💦
すっごい久しぶりに来た感じ
やっぱりこういう雰囲気好きだなー
閉館間際だったのでさっと回るぐらいでしたけど、十分満足しました。
今度行くときはじっくり回りたいです。
回りたいところは回ったので、
後は帰るだけです。
夕日に照らされた緑
いい景色だとすぐに脇道にそれて撮りに行ってしまいます 笑
もう日が沈みそう
すっかり見入ってしまいました。
羽咋市についた頃にはすでに日が沈んで暗くなっていました。
ちょっといろんなところでゆっくりしすぎたなー😅
夜に通ったことのない山道を通るのは避けたかったですが...
しかし、また石川県内のどこかの駅に自転車を置いて後日取りに行くのは大変なので、
仕方なく通ることに。
エネルギー補給をして山道を進みます。
このときあたりは完全に暗くなってました。
この後、夜の山道の怖さを改めて体感することに...
山道に入ってすぐはなだらかな道でしたが、坂道にさしかかると...
暗い!暗い!
坂道に入った途端、街灯が減り、真っ暗なところが出てきました。
怖っ!
夜の山道は国道304号線なら通ったことがあるのである程度耐性はありましたが、
初めての山道でこの暗さは怖すぎる😖
途中で何件か民家のある区間に入り、置いてあった自動販売機の近くまで逃げ込む。
しばらくそこで、心を落ち着かせます。
あたりは静かで、自動販売機のジーーーという音だけが聞こえるだけでした。
この機械音だけが心の支えでした。
そして、再び覚悟を決めて出発。
この後2kmほど街灯がほとんどない坂道が続きました。
ママチャリだと全然進まず、
「早く行け早く行け~!」と
心の中で叫んでました 笑
とにかく早く抜け出したくて、ひたすら立ち漕ぎしました。
すでに120kmを超えており、膝の痛みもかなり出ていましたが、とにかく耐えました。
やがて富山県の看板を見つけ、すぐにトンネルに入りました。
助かったーーー
およそ10分ほどの暗い坂でしたが、その間に感じた恐怖はとてつもないものでした。
トンネルを抜けても暗い区間がいくつかありましたが、後はもう下るだけ。
速攻で下りました。
平地に出るともうほとんどガス欠な状態。
必死な登りで脚を使い果たし、暗闇から解放されてヨロヨロでした。
この状態では高岡までの約15kmは走れないと感じ、
氷見駅に自転車を置いて電車で帰ることに。
その後無事に帰宅。
結局走った距離は137kmとなりました。
走行距離137km ↑757m ↓830m (グーグルマップ参照)
最後の山道で精神的にも体力的にもヘトヘトになりましたが、懐かしい景色を見れたりして楽しかったです。
あと「世界一長いベンチ」のさらに奥の景色がすごい気になりました。
まだまだ知らない場所があの先にあると思うと、サイクリングのやる気が出てきます。
今後もどんどん能登の奥の方へ進んで行きたいと思います。
ここまで見ていただき、ありがとうございました!
後日、氷見市内の海岸(自転車を取りに行った帰りにて)